耳の症状
耳の症状

耳は音を感知する機能(聴覚)と、体の傾きや回転を感知する機能(平衡覚)を持っています。
そのため、耳の病気は難聴だけではなく、耳鳴りやめまいなど、様々な症状を引き起こします。
耳の周りには脳や鼻、顎関節があり、耳以外の病気が原因で耳の症状がでることがあります。
ここでは、代表的な耳の症状についてご紹介します。
耳の症状の中でもっとも多いのが「聞こえづらい」という訴えです。
難聴は、音の伝わりが悪くなる①伝音難聴と、音を感じる神経が悪くなる②感音難聴と、その両方が悪くなる③混合難聴に分類されます。難聴のパターンによって傷害されている部位を推定することが可能です。
耳垢を除去しても難聴が改善しなければ聴力検査をし、難聴の種類を確認する必要があります。
ただし、神経が障害されて時間が経ってしまうと、治療しても改善させることが困難になります。
特に急に聞こえが悪くなった場合は、1週間以内に受診をすることが重要です。
「キーン」「ジー」「ボー」「ドックン、ドックン」など、体の外から音がしていないのに耳の中で音を感じる状態です。
耳鳴は難聴とともに現れることが多いため、難聴の原因を治療できれば改善が見込めます。難聴以外に不眠や疲労、ストレス、頸肩こりなどが原因のこともあります。
心臓の拍動音とともに、頭痛やけいれんを伴う場合は、脳血管の異常が疑われます。まずは聴力検査を行い難聴がないか確認し、原因を特定できればそれに対する治療を行います。加齢に伴う老人性難聴は現代の医学でも完治させるのは困難ですが、薬物療法や補聴器の装用など治療法があります。
耳鳴りのせいで眠れなくなり、疲労やストレスがたまり、体調不良になることも考えられます。
耳鳴りと体調不良の悪循環を断ち切るためにも、気になる方は受診をお勧めします。
主に耳の疾患によるものですが、顎関節症や扁桃炎など周囲の臓器からくる痛みもあります。
主な原因は急性中耳炎など感染症によるものですが、耳掃除による外耳損傷、異物、顎関節症、のどの痛みからくる放散痛なども考えられます。歯磨きや冷たい風が顔に当たることがきっかけの場合は、三叉神経痛が疑われます。希に外耳道癌が見つかることもあるので、続くようであれば受診をお勧めします。
耳の中から排出される分泌物・液体をさします。
耳だれの多くは、耳掃除のし過ぎで皮膚がただれてしまうことが原因で起こります。急性中耳炎で鼓膜が破れると、鼓膜の奥から膿がでてきます。骨が削れたり腫瘍から出血したりすることもあります。
耳の皮膚は薄いため、少しの刺激でも傷つきます。耳垢がバリア機能を果たしており、耳掃除のしすぎは禁物です。耳の中は見えにくい場所であり、症状が続く場合は受診しましょう。
「耳が詰まる」「こもる」などと表現される異常感覚をいいます。
耳垢、プールやお風呂の水が入ったまま抜けないことが原因として多く見られます。トンネルに入った時や山登り・飛行機に乗った際の気圧の変化をきっかけに一時的に起こります。無意識または意識的に耳抜きをすると改善しますが、鼓膜の張りを調節している耳管(耳と鼻をつなぐトンネル)機能が低下していると長引きます。難聴の影響を受けている場合もありますので、症状が続くときは受診しましょう。
耳の奥にある回転や加速を感知する前庭が原因のことが最も多いです。他にも貧血や不整脈などの内科疾患、脳梗塞やてんかんなどの脳疾患、薬の副作用、更年期障害やストレスなどの精神疾患でもおこります。
めまいの症状は様々ですが、1番注意をしなければならないのは命の危険を伴う脳疾患です。
の3つの症状があれば急いで診断・治療をしなければなりませんので、脳神経内科や救急病院への受診をお勧めします。耳が原因のめまいは、命に関わる事はなく、突発性難聴以外に急を要する疾患はありません。
無理をして受診する必要はないため、家で休んで少し良くなってから受診してください。
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